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Sesión de Fotos de Idol (アイドル撮影会) Historia corta protagonizada por Gabriel.

Historia[]

アイドル撮影会 Traducción:
Original Traducción
ガブリエル「ダメだよダメだよ! 修正しちゃうよ! えいっえいっ!(ぺちぺちぺち)」

 今日も元気よく天界や地上界を廻られては、些細な悪の芽を見つけ出し、容赦のない乱れ打ちによって改心させる、自称“天使の風紀委員”ことガブリエル様。

 なお、ご自身は力いっぱい殴打しているつもりなのですが、受けられた方が口々に「そんなに痛くない」「ファビュラスな刺激ですよ」と仰られるように、ダメージはほぼありません。

 しかし、心にやましさや後ろめたさを抱えている人は、そこにガブリエル様の一打一打が響くため、涙を流して反省してしまうのです。逆に、自らの言動になんら恥じることがないサリエル様のような方は、痛みもまるで感じないため「ファビュラスな刺激ですよ」という感想になられるわけです。

 ちなみに、些細な悪の芽は目敏くお見つけになるガブリエル様ですが、巧妙な悪は見破れないという弱点をお持ちでもあります。これはご自身に悪いことを考えるような卑劣さがひとかけらもないため、悪いこととして思いつくものの想像力・理解力が極端に欠如しているがゆえであり、そんなところもほかの天使たちからガブリエル様が愛される理由にもなっているのです。

 それだけに、ガブリエル様が悪い連中に騙されるときは、それはもう呆気ないほどで……。

チャラメガネ「君マジかわうぃ~ね! ぼくちんチャラメガネ4946(シクヨロ)~!」

 いったい何年前からタイムスリップしてきたんだというような、いかにも典型的な軽薄男が、繁華街を闊歩するガブリエル様に声をかけてきます。

 愛らしいお顔と過激なコスチュームで、街に出ればさぞかし男の目を引き寄せそうなガブリエル様ですが、僅かでも風紀を乱す者がいれば口やかましく注意して回るため、実はたいていの人には触らぬ神に祟りなしとばかりに避けて通られます。

 そんな中で果敢にも声をかけたチャラメガネの度胸だけは、称賛に値するのかもしれません。実際、へんな子と思われて無視されることが多いガブリエル様にとって、それは久々に人間側からかけられた好意的な言葉だったため、バタバタと走り回っていた脚をピタリと止め、チャラメガネのほうへゆっくりと顔を巡らせたのでした。

ガブリエル「その“かわうぃ~ね”は、わたしに対して言ったのかな?」

 なんということでしょう。チャラメガネが軽いノリで口説こうとした相手は、天界で最もそういう行為に厳しい純潔の天使だったのです。

 となれば、哀れチャラメガネも問答無用で地獄の業火に蹴り落とされ……おや? どうも様子が違うようですね。

チャラメガネ「ワオ! ぼくちんに振り向いてくれてめちゃウレスィ~! 今からぼくちんと遊ばなぁ~い!?」

ガブリエル「遊ぶ? なにして遊ぶの?」

チャラメガネ「カラオケでショータイムして、最後はピンクのホテルで朝までテンションアゲぽよ~!」

ガブリエル「不純だよ!」

チャラメガネ「え?」

ガブリエル「ダメだよ! 無断外泊なんていけないんだよ! そんなこと言う子は修正しちゃうよ! えいっえいっ!(ぺちぺちぺち)」

チャラメガネ「うわっ!? ちょ、ちょっと待っ……あれ、そんなに痛くない。痛くないけど……なんだか心が痛い?」

 “ホテルで朝まで”の意味を文字通りの“無断外泊”としてしか捉えられない辺りがガブリエル様の限界なのですが、その世間知らずとも言える純粋さがチャラメガネの心に妙に突き刺さり、いささかなりとも浄化されていくのを感じたようです。

 一方、修正を終えたガブリエル様は、休む間もなく次なる不純を探して街を走り回っておられます。

 そして見つけたのは、若い女性に言い寄るホストのようなスカウトマン。アイドルのスカウトを名乗っているようですが、十中八九アヤシイ撮影でしょう。

 それでも言葉巧みに女性を乗せ、女性もその気になってきたところへガブリエル様が突撃されました。

ガブリエル「ダメだよダメだよ! 女のひとをかどわかすとか、いけないんだよ! 修正しちゃうよ! えいっえいっ!(ぺちぺちぺち)」

スカウトマン「な、なんだこいつ!? うわ、よせってば!!」

 トラブルが起こり、我に返った女性は慌てて走り去ってしまいます。

スカウトマン「あっ、お姉さんちょっと待って!! おい待てって!! ああっクソ、うまく行ってたのに、なにしやがるこンガキャアッ!!」

 あと少しで落とせそうだった得物を、邪魔されて取り逃がすはめになったスカウトマンは激怒し、改めてガブリエル様を睨みつけます。

 しかし、よくよく見ればガブリエル様は先程の女性よりもはるかにかわいらしく、その格好もすでに半裸同然であるため、この後の撮影にはうってつけであることに気付きます。

 そこで得物を逃した責任をガブリエル様に取らせてしまおうと、営業トークを繰り広げます。

 ちなみにこのスカウトマンは、ガブリエル様の“修正”を受けても心にダメージを負わない類の輩のようです。

ガブリエル「ええっ、わたしがジュニアアイドルにぃ!? そこまで言うならしょうがないんだよ! なってあげるんだよ!」

 あっけなく転がされるガブリエル様。なにしろ純真で素直な天使様ですから、スカウトマンの誘いにコロリと乗せられてしまいます。

 むしろ簡単すぎて、スカウトマンのほうが「何か裏があるのでは……?」と勘繰ったほどです。

 ともあれ、スカウトマンについて撮影現場までのこのこやってきたガブリエル様。待っていた撮影スタッフは、思ってもみなかった上玉の登場に色めき立ちます。

 気が変わらぬうちにと、さっそく着換えの衣装をガブリエル様に渡し、更衣室に連れて行くスタッフ。撮影準備も慌ただしく始めます。

 一方、通された更衣室で渡された衣装をしげしげと眺めるガブリエル様ですが、特に疑問を持つこともなく着替え始めます。

 そして着換えを終えてスタッフの前に現れたガブリエル様は、とんでもないマイクロビキニをお召しになられていました。

 局部をギリギリ覆うだけの、大抵の女性なら怒って放り投げるレベルの破廉恥ビキニなのですが、ガブリエル様にとっては普段の格好と大して変わらない露出度のため、あまり抵抗もなかったようです。

カメラマン「お姉さん、いいよ最高だよ! じゃあまずはそこに立ってみてくれる?」

 撮影スタッフにおだて挙げられて、あっという間にその気になられるガブリエル様。はっきり言ってチョロいです。

 かつて宗教画に描かれた経験はあっても、アイドルとして撮影されるのは初めてなので、カメラマンに言われるがままにポーズを取り、表情を作っておいでのガブリエル様。気分はすっかりアイドルです。

カメラマン「ハイ、次はもっと足を広げてみようか」

 次第に際どいポーズを指示し始めるカメラマン。ガブリエル様はポーズの意味もよくわからないまま、女豹のポーズや大開脚、荒ぶる鷹のポーズなどを取られていきます。やがてついに……

カメラマン「それじゃあ上を脱いで、両手で胸を隠してみようか」

 いわゆる手ブラを指示され、さすがのガブリエル様もおかしいと感じ始めたようです。

ガブリエル「脱いで写真を撮ったらヌードなんだよ! そういうのはいけないんだよ!」

カメラマン「だからちゃんと両手で隠すんだよ。なにしろこれは健全ジュニアアイドルの撮影なんだから」

ガブリエル「そっかー。健全だからしっかり隠すんだね!」

 着エロのどの辺りが健全なのか、まったくもって聞いて呆れるほどですが、ガブリエル様は健全と言われればそう信じてしまうようなお方であるため、言われた通りに手ブラをするべく、マイクロビキニの背中のホックを外されます。

 そして“七つの美徳”の中ではサンダルフォン様に次いでささやかな双丘を、小さな掌で隠し、恥ずかしそうに上目遣いでカメラのレンズを見つめます。

 その様子にグッと来たカメラマンは、ガブリエル様に「手の指を、少しだけ開いてもらえるかな」と、さらなる要求を行います。

 嗚呼、ついにガブリエル様の薄紅色の屹立が、男たちの前に晒され――

「警察だ! 未成年への違法撮影の現行犯で逮捕する!!」

 突然ドアが荒々しく打ち鳴らされ、警察を名乗る怒鳴り声が、一瞬でスタッフたちを凍りつかせます。

 次の瞬間には、カメラやノートパソコンだけを抱え、照明器具などは残したまま、カメラマンたちが一斉に裏口から出ていきました。

 ガブリエル様は、ひとり手ブラのまま取り残され、何が起こったのかもわからない様子です。

 しばらくして、裏口のほうから現れたのは、あのチャラメガネでした。

チャラメガネ「ど~も~ふたたび登場のチャラメガネですウェ~イ! 君ごいす~ヤバかったみたいじゃナ~イ!? 警察のフリしたぼくちんマジカミってナ~イ!?」

 なんと警察を名乗ったのは、このチャラメガネだったようです。

 彼はガブリエル様の“修正”を受け、若干の正義感に目覚めさせられた後、ガブリエル様が性質の悪そうなスカウトマンに引っかかるのを見て、助ける機会を彼なりに伺っていたのです。

 実際、彼の機転のおかげでガブリエル様は事なきを得たのでした。

ガブリエル「それじゃあ、警察が来たってゆーのはウソなのかな?」

チャラメガネ「オーライアゲぽよウェ~イ! 全部ぼくちんがしちゃいまショータイム~!」

 絶体絶命の危機から救ったことで、チャラメガネ的には感謝の気持ちからそのままホテルへなだれ込み、との思惑もあったと思いますが――

ガブリエル「ウソついたらダメなんだよ!」

チャラメガネ「え?」

ガブリエル「ダメだよダメだよ! 修正しちゃうよ! えいっえいっ!(ぺちぺちぺち)」

チャラメガネ「ええ~っ!? マジアリエンティ~~~!!」

 アイドル撮影会自体がウソだったことには気づかぬまま、自分を助けてくれたチャラメガネがついた“人助けのためのウソ”に反応するガブリエル様。

 あるいはチャラメガネにも救世主候補者の資格があったのかもしれませんが、目の前にいても気付かないガブリエル様の節穴ぶりでは、今後も救世主探しは難航しそうですね……。

Galería[]

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Enlaces[]

http://7-virtues.net/gallery/chastity/g001.html